写真上手になるためのオリンパスPENの撮り方手帖

写真上手になるためのオリンパスPENの撮り方手帖
吉住 志穂 金森 玲奈 礒村 浩一 WINDY.Co
マイナビ 2012-11-27

オリンパスPENを使っているけど、いまひとつ上手に写真が撮れない！そんな方向けの、写真をもっとうまく撮るための、PENの教科書です。いつもオートで撮っていたり、アートフィルターを使っている初心者さんでもだいじょうぶ。やさしく、スキルアップの手ほどきをいたします。
まずは、構図について学びましょう。柔道の技やお相撲の決まり手に型があるように、写真にも美しく感じさせるための型があります。続いて、ピントとぼけの話。自分の思っているところにいかにピントを合わせるか、そして、それ以外をどのようにぼけさせて、主題の被写体を浮き上がらせるか。そして、写真の明るさの話です。自分の好みに応じて、明るさを調整してみましょう。
そして、色の話。記憶にのこった色や思い浮かべた色にしていくこつとテクニックをお伝えします。最後に、RAWの現像の話。敷居が高いRAWですが、覚えておくと、撮影後に写真の色、ホワイトバランスなどの調整が細かくできるため、とても便利です。

■目次
●Chapter1　PENで撮った素敵な写真レシピ

　かわいい赤ちゃんをふんわりやさしく写す
　元気な子どもをいっしょに遊びながら残す
　女子のポートレートを素敵に写す
　お花畑をふんわり幻想的に撮る
　いつもの生活の中にゆるかわ風景を見つける
　空いっぱいに広がる夏の風景を写真に残す
　自分の視点で切り取る街のスナップ
　どんなときでも猫はフォトジェニック
　透明感を活かして雑貨を撮る
　野の花に近づいてぼけを活かして撮る
　旅先で出会ったおみくじを想いが通じるように撮る
　都会を象徴するようなソリッドな夜景を写す
★column 最初は人の写真を真似してみる

●Chapter2　いつも構図をイメージして撮影するのが
かっこいい写真への第一歩

　被写体を画面に入れる大きさを考える
　余白を入れることで全体を安定させる
　日の丸構図が似合う、似合わないシーン
　上から下からアングルを変えて撮影する
　縦位置やアスペクト比を思いどおりに使いこなす
　水平線の置き方で主役や雰囲気が変化する
　人物を素敵に撮るためのフレーミングの基本
　複数の被写体をフレームの中で組み立てる
　手前から奥まで入れて奥行き感を出す
　構図はレンズとフットワークで変化する
　構図は大切だが縛られすぎてもいけない
★column 抽象的なテーマで撮ってみる

●Chapter3　思いどおりにピントとぼけを
操っておしゃれな写真を撮ろう

　ピント合わせは写真表現の第一歩
　背景ぼけはまずは絞りでコントロール
　ピントの位置と深さを感覚でつかもう
　背景のぼけは３つの「距離」に注目してみる
　ふんわりさせる前ぼけと点光源で作る丸ぼけで
　動きの表現を豊かにするにはシャッター速度を味方にする
　動く被写体にピントを合わせるＡＦ方式
　シャッターチャンスを待つ、被写体を追う撮り方
★column いいと思った写真は貼っておく

●Chapter4　光と明るさをコントロールして
素敵な写真を撮ろう

　光は時刻や季節によって大きく変化する
　かっこよく撮りたいなら正面から来る「順光」は避けて
　主役が暗いならレフ版や日中シンクロを使う
　こまめな露出補正で主役を明確にしてよい写真に
　単なる明暗の操作ではないハイキーとローキー
　ふんわり写真は明るくしてコントラストを下げる
　反射や映り込みでかっこいい写真を目ざす
　光量を減らすＮＤフィルターで長時間露光を楽しむ
　反射を抑えて鮮やかさをを出すにはＰＬフィルターを使う
　テーブルフォトでは光をどう作るかがポイント
　もっとかっこよくテーブルフォトを撮るには
★column 写真展を見に行こう！

●Chapter5　写真に色を乗せ、色を整えて
センスのよい写真にしてみよう

　オートホワイトバランスを卒業しておしゃれ写真を撮る
　確実に色を合わせるならマニュアルホワイトバランス
　ホワイトバランスを調整して写真に色を乗せる
　ピクチャーモードを選んで自分好みの絵づくりを
　モノクロは形と明るさで見せる
　モノクロは露出とコントラストがポイント
　「アートフィルター」で雰囲気を変える
　たくさん撮って自分の色を見つけよう
　column 写真教室に参加しよう！

●Chapter6　RAWで撮って画像をレタッチして
写真に差をつけよう

　RAWで撮影するメリットとデメリット
　PEN本体でRAW画像を現像しよう
　PEN付属のソフト「ビュワー２」を操作する
　バランスがおかしかったら傾き修正とトリミングを
　写真に文字を入れてポストカード風にしてみよう
　明るさを整えて正しく見えるようにしよう
　RAWなら色を合わせたり 色を乗せたりも自由自在
　RAWならできるアートフィルターの後づけ
　トーンカーブを覚えればレタッチは恐くない
　複数の写真で表現を広げる組写真を考える