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写真の孤独 死と記憶のはざまに
写真の孤独 死と記憶のはざまに
伊勢 功治

青弓社 2010-07-20


ジャコメッリ、古屋誠一、オノデラユキ、野口里佳、太田順一、石内都……。見る者の心を動かし、奪い、突き放し、温める写真を撮り続けている作家を多数紹介して、作品が語るテーマ性とそこから浮かび上がる「生と死」「記憶」を読み解く評論集。


■目次
・写真の孤独――ジャコメッリと須賀敦子の出会いから
・セルフポートレート――自己への眼差し
・古屋誠一『Memoires1983』と『冬の旅』
・写真、〈場〉ヘのオマージュ――写真集『夕張』と『風知草』を巡って
・八戸からのプロヴォーク――ICANOF「メガネウラ MEGANEURA」展報告
・宮本常一にとっての民俗学と写真――『宮本常一写真・日記集成』を見ながら
・オノデラユキの写真的実験――オノデラユキ写真展/国立国際美術館
・「この星」に見たもの――野口里佳写真集『この星』/写真展「飛ぶ夢を見た」
・王権の及ばぬところの花、ささやき――太田順一写真集『化外の花』までの道
・揺れる「carnation」――関美比古のこと
・我が心の遺影――西井一夫氏への追悼文
・溶断と溶接の境界――写真家石内都について
・初出一覧
・あとがき

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