自分のイメージを表現するための撮り方手帖

自分のイメージを表現するための撮り方手帖
高井 晶子
毎日コミュニケーションズ 2011-04-26

どうして写真の本を読んでも、雑誌や広告で見るような素敵な写真が撮れないのでしょうか。実は、写真を撮るのは、カメラ自身ではなく、撮影者自身だからなのです。
「私自身が被写体と向き合って、被写体をよく見て、どんな写真にしたいかをイメージする。そして、そのイメージに近いものを写真として再現するために、カメラの性能を最大限にいかす」ということが大事なのです。「構図」「アングル」「露出」のような基礎知識とテクニックももちろん大事です。本書でも丁寧に解説しています。しかし、本書の特長は、「シャッターを切る前に写真の仕上がりは決まってくる」という話に代表されるように、被写体と向き合い、どんな写真にしたいかのイメージの仕方について説明しているという点に尽きます。これは、類書ではほとんど紹介されていないことなのです。本書を読むと、きっと新しい写真の眼が生まれてくると思います。

■目次
Chapter 0 カメラで表現をするための発想テスト
Chapter 1 カメラで表現をするための基礎知識
Chapter 2 撮影技法のルールと実践　I
Chapter 3 撮影技法のルールと実践　II
Chapter 4 撮影技法のルールと実践 III
Chapter 5 表現するための考え方とテクニック
Chapter 6 写真を撮る前、撮った後のはなし