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お散歩写真概論
お散歩写真概論
高橋美江

芸術新聞社 2012-10-20


おもしろい写真の撮り方教えます!!
まちを散歩中に遭遇しているはずの、「面白、不思議、美的」風景・ものをいかに探し当て写真に収めるか? そして撮った写真読み解いてどのように自分なりのまちの魅力を発見するか? そんな問いを解決すべく、デザイナーで絵地図師・散歩屋の高橋美江さんが、実際に撮影した写真を紹介しながら、その種を明かす実用書です。
いまはやりのまち歩き。単なる名所巡りと勘違いしてはいないでしょうか。美江さんはまちの「ハレ」(=祝祭の場)ではなく、「ケ」(=日常)こそが大事だと説きます。「ケ」の中から自分だけの魅力を発見することにこそまち歩きの面白味があるのです。
カメラ術ではなくまち歩きを一層豊かなものにするための〝写真の心得〟を紹介していきます。


■目次
■序章 散歩と写真と私と絵地図

■1章 基本編「心ワザを磨く──被写体と出会うために」
一 半径10mから撮り始めよう
シャッターチャンスはふと訪れる/見慣れた日常を写真にできる? /ズレ=変化に注目!
二 気になったら、それが被写体
FunnyとInteresting/「ハレとケ」の「ケ」に注目

三 ひねりを入れて飛躍しよう
鳥の目線、虫の目線で対象に迫ろう /裏側こそ意識しよう

■2章 応用編「お散歩アート──犬も歩けばアートに当たる」
一 アートから「まち」を知る

まちの個性は見た目にこそ現れる/思考の柔らかさが試されている?



二 アートは既に〝そこ〟にある
反射と影を見逃すな! /風景から色を抜き取ろう/幾何学的な模様は即アート/組み合わせの妙で美を演出

三 切り取って! それがアートです
抽象画を撮りまくろう!

四 ズレからアートが生まれる
撮影の時間差攻撃 /撮影術も駆使してずらす

■3章 実践編「ヨミトク写真──読み解いて本質に迫る」
一 集めるだけでも何かが見える
テーマを決めて意味を探る

二 平凡な風景に紛れ込んだ「意味のズレ」を探索
サインは小さな「意味のズレ」の中に/めざすはお笑い写真グランプリ!?

三 撮ったあとの「検証」でおもしろさを増幅…
写真の背後に意味を取り込む/検証の先に〝まちの本質と愛すべき人たち〟
■終章 アウトプットで写真を楽しむ
 column 01 七つ道具を持ち、いざ撮影へ!
 column 02 子どもに学べ
 column 03 農村部はアートの穴場ですゾ
 column 04 実録お散歩写真講座
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